坐骨神経痛はどの様にして起こるのか?5つの原因とそのメカニズム
こんにちは。
痛みを無くし健康な身体へ変化させる専門家。
豊川市で特に痛みの強い方に特化した治療院を経営している杉山隆一です。
坐骨神経痛はお尻から足の裏側に痛みや痺れが出る症状ですが、これは腰痛の方でしばしば起こります。
慢性腰痛が続いた後に症状が出る方やぎっくり腰などでは直ぐに出ることもありますが、
そもそも坐骨神経痛とはどういったものなのかここではその原因とメカニズムを書いて行きたいと思います。
坐骨神経痛とはどの様にして起こるのか?
腰椎4番と5番から出ている神経と仙骨から出る1番2番3番の神経の枝が集まり出来ている神経の束(坐骨神経)が何らかの原因で圧迫を受けその神経の分布範囲において痛みや痺れが出る症状を言います。
5つの原因とメカニズム
1.梨状筋症候群
最初に考えて欲しい原因に梨状筋症候群があります。これは、お尻の奥にある梨状筋という筋肉がその下を通っている坐骨神経を圧迫して痺れや痛みが出る状態をいいます。ヘルニアによって神経圧迫を起こすケースと似ている為、誤って手術とならない為にもまず疑って下さい。
2.椎間板ヘルニア
腰痛のヘルニアによっても坐骨神経痛は起こります。上記で説明しました座骨神経の腰椎4.5番や仙腸関節の椎間板でヘルニアが起こった場合、椎間板の中にある核が外に飛び出す事により神経を圧迫し痛みや痺れを伴うことがあります。ヘルニアがあっても痛みや痺れの症状が出ない場合もあるので即、手術とは考えずに色々な原因を探りましょう。
3.脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症は神経の通っている空間にカルシウムなどが溜まり神経を圧迫し痺れや痛みが出る事があります。しかし、これが原因で本当に症状が出ているかはわかっていないと言われています。画像では判断が出来ないので他に原因があるのかもしれません。
4.分離すべり症
背骨すべてに言えますが腰椎の棘突起が事故などの衝撃により分離し、時間とともに支えの無くなった椎骨が前方にすべる症状を分離すべり症と言います。この症状によりすべり症を起こしている椎骨とその一つ下の椎骨や仙骨などの間にきつい角度が生じそれによりそこを通っている神経を圧迫して痛みや痺れが起きます。
5.病気
坐骨神経を圧迫する癌などの病気によっても坐骨神経を圧迫して症状がでます。
まとめ
このように上記で述べたような原因がいくつもありますので交通事故や重いヘルニアのような原因の場合は信頼できる医療機関に早めに行かれることをお勧めします。
しかし、このような原因ではない限りは経験上、筋肉の原因がほとんどではないかと思います。
実際に筋肉の調整をしっかりと行う事で症状が改善されることが多いです。
そして、坐骨神経とは腰椎4.5番と仙骨1.2.3番から出る神経が集まって出来たものですので、厳密にいうと坐骨神経痛はこの束になった神経を圧迫することによっておきます。
束になる前に圧迫している場合は坐骨神経痛とは少し異なります。
でも症状は似てきます。
ですので圧迫を受けるとすると解剖学的に言っても筋肉によって起こる可能性が大きいのです。
また、骨格筋はすべて骨に付着します。筋肉に障害が起こると骨にも影響し、それによってズレが起こり神経を圧迫することもあります。
しっかりと筋肉、骨格を全体的に見てもらえる医療機関や治療院でケアされる事をお勧めします。
荷物を持つ時にグギッっとなり、それから足の裏側に痺れがでりようになった。
交通事故で骨折してから腰痛になり痺れがでた。
慢性的な腰痛の後に痺れる様になった。
などの方が多数来院されています。宜しければ全力でサポート致します。
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