筋肉を知ることは痛みの改善につながる-筋収縮の性質
こんにちは。
痛みを無くし健康な身体へ変化させる専門家。
豊川市で特に首、背中、腰に痛みの強い方を対象にした治療院を経営している杉山隆一です。
私の夢は
私に関わる方達が身体の悩み、
例えば、
痛みのない生活
例えば、
健康になりたい
それを、達成してもらって幸せに生きて貰うことです。
健康的で痛みが無い身体ならたくさんの我慢していたことや、これからしたい事にもチャレンジ出来ると思います。
私が”健康”に”幸せ”にしたいのはこのブログを読んでいる「あなた」です。
本日はとても重要な「筋肉」のお話です。
筋肉シリーズとして、これからもすこしずつ配信していきたいと思います。
それは、筋肉を知る事はあなたの身体にどんな事が、どのように起こったか?その痛みの原因や対策、そして改善にはトレーニングがとても重要だということが分かるからです。
なので、
このブログを見れば、筋肉のことが大体分かるくらいになってもうおうと思います。
少し専門的なお話になり難しい所もあると思います。
しっかり覚えてもらっても良いですし、最初はこんな感じなんだなと見ていってもらっても構いません。
それでは、筋肉の事を一緒に勉強していきましょう。
筋肉シリーズ-「筋収縮の性質」
筋の収縮様式(活動の様式)
筋が収縮する際の動きはいくつかに分けられますが、その中でも特に重要なのが収縮中の長さによる変化から分類した以下の3つがあることです。
- 短縮性収縮(筋活動)
(Consentoric Contraction)
筋が短くなろうと力を出し、実際に短くなる収縮。- 等尺性収縮(筋活動)
(Isotoric Contraction)
筋が短くなろうと力を出すが、長さが変わらない収縮。「収縮(活動)」はするが、「短縮(長さが変わる)はしない状態。- 伸張性収縮(筋活動)
(Eccentric Contraction)
筋が短くなろうと力を出すが、外力によって逆に伸ばされる収縮。筋を伸ばされる(伸張)ものの、状態としては収縮(筋活動)している。
他にも特殊な収縮様式として、一定の負荷を定速で動かすときの「等張性収縮」や、特殊な装置を使って関節の速度を一定にした「等速性収縮」と言うものがある。
1.筋の力−速さ関係
筋は収縮速度に依存して発揮できる力が変化すると言う性質があります。
遅く縮むときは強い力を出せるのですが、早く縮む時は強い力を出せない。また、力-速さ関係は、等尺性収縮や伸張性収縮にも存在します。
等尺性収縮は縮む速度が遅い(速度= 0)ので、短縮性収縮よりも強い力を出せます。
伸張性収縮は発揮できる力が最も大きく、3様式の中でも最大。「引っ張られる状態に耐えるときに最も強い力を出せる」と考えればよいです。
2.筋の力−長さ関係
さらに、筋は長さによっても発揮できる力が変化します。ここで言う「長さ」は筋収縮様式とは異なり、単に長い状態か短い状態かを指します。筋繊維が中間的な長さの時、筋力は最大となる(至適長)。長すぎる状態や短すぎる状態では、発揮できる力は小さい。たとえば、肘が深く曲がった状態や伸びきった状態からだと、それ以上曲げる力が出にくくなります。
このように、筋肉はその様式により3つの種類に分けられ、そしてそれぞれ筋肉の使われる力の量が変わってきます。
そして動きの速さによっても筋力の力の強弱が大きく変わります。
次に筋肉の長さ、によってもその時に使われる筋肉の出せる力が大きく変わります。
このことからわかるように筋肉トレーニングをする時や筋肉を使うときに速さ、長さそして状況によって力の入り方が変わってくると言うことです。
これは筋力トレーニングやお仕事をする時、身体を痛めてしまった時はどういう状況で痛くなったのか。
そこにとても重要な意味があります。
この筋肉の性質を知ることによってあなたの痛みがどのような状態で起こっているのか、そして痛みをなくすためにはどのような筋肉にどのような筋トレをすればいいのかということがわかってくるのです。